顔全体や目の下など、たるみの症状があらわれる部分は様々。それぞれがどのような症状や原因なのかを見てみましょう。
たるみは、顔のあらゆる部分に現れます。
原因は、主に加齢による顔の筋肉の衰えや、コラーゲンなどの肌にハリを与える成分の減少、皮下脂肪などです。一般には、まぶた・目の下・頬・口元・輪郭・首などの部位のたるみが、加齢と共に、悪目立ちしていきます。
たるみの治療を受ける前に、どの部分のたるみを解消したいのか、何が原因で、どんな状態にしたいのかを明確にイメージしてから、施術を決めましょう。
それぞれの部位に生じる、たるみの原因や症状を見てみましょう。
まぶた周辺の筋肉の衰え、脂肪のふくらみで、たるみを生じることがあります。人によっては、たるみが左右非対称になったり、視界を遮るほどたるんでしまったりすることもあります。
なお、加齢が原因ではない眼瞼下垂症という病気の可能性もあるので要注意です。
目の下に浮き出た脂肪により、ラインのような影を描いてしまう、目の下のたるみ。女性のみならず男性をも、著しく老けた印象にします。
たるみによって目の下に影ができ、クマのように見えてしまうこともあります。
若いころの写真と比べて、明らかに年の影響を感じるのが頬のたるみです。筋肉が緩み、脂肪が重力に耐えられず、両頬が垂れ下がったようになります。
たるみに伴って、口の両サイドに深い線が現れます。これが、加齢を象徴する「ほうれい線」です。
口の両わきが少したるんだ状態です。表情筋の豊かな若い人にはほとんど見られませんが、やはり加齢に伴う筋肉の劣化から口元のたるみが生じます。
見方によっては、への字型。笑顔と逆の表情です。周りから見て「怒っている」「不機嫌」「偏屈」といった、本人にとって本意ではない印象に映ることもあります。
具体的な特定箇所がたるんでいるというわけではなく、顔全体がたるんでしまった状態です。主にアゴなどに、余分な皮膚とともに脂肪が垂れ下がります。
顔のたるみを細部まで治療し、メイクアップもバッチリ。そんな女性の盲点が首。首の加齢は、実年齢の加齢。顔が綺麗なのに首だけ老化していると、とても残念な見た目になります。